「ホームジムを作りたいけど、家が狭いし、お金もかけられないし、どうしよう。。」
「ジムにこのまま通ってた方がいいのかな。。」
これは私が2年以上昔、ホームジムを作る前に悩んでいたことです。
当時すでに2年以上、大手ジムに通っていましたが、就職で田舎に引越しました。その場所は30分以上車を走らせないとジムがない場所でした。
ホームジムを作るのか、遠いジムに通うのか、筋トレをやめるのか真剣に悩んだ末、家に簡易的なジムを作ることにしました。
この選択は正しかったと胸を張っていえます。
ホームジムがあることで、忙しいサラリーマン生活の中でも筋トレを継続できているのが何よりの証拠です。
しかしデメリットももちろんあります。
この記事では私が実際に感じたホームジムのメリットとデメリットを中心にお話ししていきます。
この記事を読むと分かること
- ホームジムのメリット
- ホームジムのデメリット
- ジム通いした時とホームジムの費用差
- ホームジムを作る時のポイント
目次
ホームジムのメリット
ホームジムのメリットは主に時間とお金の節約になります。
ホームジムのメリット
- 筋トレ以外に当てられる時間が増える(時間の節約)
- 忙しくても筋トレができる(時間の節約)
- 毎日筋トレできる(時間の節約)
- 器具の待ち時間がないため、トレーニング時間が短くなる(時間の節約)
- お金がかからない(お金の節約)
- サプリメントを余分に買うことができる(お金の節約)
- ジムに比べて、筋肉が発達する
時間の節約
一番大きいメリットが時間の節約です。
ジムに通っていると、必ずジムへの往復時間がかかります。
それに加えて、着替える時間や器具の待ち時間が発生します。
例えば自宅から歩いて10分のジムに行くことを考えると、
- ジムの往復:20分
- 着替え:5分
- 器具の待ち時間:5分
- 計:30分
一回ジムに行くだけで、約30分も筋トレ以外の時間を作らなければいけません。
週に3回トレーニングすると、それだけで1時間半もの時間を取られることになります。
一方ホームジムの場合は着替える必要もなければ、もちろんジムに行く時間もかかりません。
筋トレをしようと思った数秒後には筋トレを開始できるのが大きな魅力です。
週に1時間半も自由に使える時間ができれば、筋トレ以外の趣味も始めることができます。
当サイトはその知識を発信する場として活用してます。
ホームジムは筋トレのハードルを下げてくれる
筋トレをしたいと思った時に手軽に始められる手軽さがホームジムのメリットでもあります。
私の場合はサラリーマンとして働きながらトレーニングをしているので、どうしても帰りが遅くなりがちです。
22時を超えて家に帰ることもザラにあります。ジムだとすでに営業時間を超えていたり、24時間営業だったとしても、ジムにいって汗をかくほどの元気はありませんよね。
そんな時でもホームジムであれば、
- ダンベルベンチプレスだけやろう!
- サイドレイズだけやって寝よう!
といった感じで、サクッとトレーニングを行うことができます。
トレーニング時間を短くし質を上げることが可能
私はどうしても1時間みっちり鍛えるのが苦手で途中で集中力が切れてしまうので、ホームジムの手軽さを活用して、1回あたりのトレーニングボリュームを減らして高頻度で筋トレを行っています。
具体的には、胸・背中トレを週に1回、各4種目やっていたのを、週2回にしてその代りに一回あたりのトレーニング種目を各2種目にしています。
胸⇒背中の順番で鍛えた場合は、胸トレが終わった時点で疲労困憊だったので、背中トレが効率悪くなってしまっていたのですが、一回あたりの種目数を減らすことで、背中もしっかり追い込むことができるようになりました。
また理論的にも一回あたりのトレーニング時間を40分以内に収めることが筋肥大に有効です。
ホームジムは手軽にトレーニングができ、トレーニング時間を短くしやすいため、筋肥大には最適だといえます。
▽最適なトレーニング時間は以下を参考にして下さい。
筋トレに最適なトレーニング時間と時間帯。知らないと筋肥大が遅くなる!?
お金の節約
ホームジムは全然お金がかかりません。
初期費用がかかるため、ハードルが高いように感じる方も多いと思いますが、設備を一度買ってしまえば、ランニングコストはほとんどかからないため、結果としてジムよりも安くなります。
会員制ジムの1年あたりの費用
- 月額会費:1万円
- 1年間の総額:12万円
ホームジムの1年あたりの費用
- 器具代:5万円/10年程度
- 1年間の総額:5千円
その差は一目瞭然で、ジムに通っている人がホームジムに切り替えるだけで、一年あたり11万円も節約できる計算になります。
いかにジムが高いかが分かりますね。
ダンベルとベンチ台はよほどのことがない限り壊れることはないので、上記は10年間使用し続ける想定で計算しています。
しかし引っ越しや家庭の事情でホームジムを手放さなければいけない場合もあると思います。
そこでホームジムの使用期間別に年間費用を計算した結果が次の表になります。
ホームジムの使用期間と年間費用(初期投資5万円と仮定) | |
1年 | 50000円/月 |
2年 | 25000円/月 |
3年 | 17000円/月 |
5年 | 10000円/月 |
10年 | 5000円/月 |
私はういたお金をプロテイン・グルタミン・BCAA・マルチビタミンといったサプリメントに当てています。
▽筋肉をつけるにはトレーニングと食事が基本ですが、やはりサプリメントの効果はあなどれません。
下記記事で詳しく解説しているので、筋肉を早くつけたい方はご覧になってください。
筋トレに必要なサプリメント5選!優先順位と1ヶ月の費用も合わせて説明
時間とお金を節約できると筋肉が成長する
ホームジムはジムに通うのに対して、「時間」と「お金」の面で非常に有利だということが分かりました。
ここまで説明してきたホームジムのメリットをまとめると、次の点から筋肉が成長しやすい環境を作れます。
ホームジムは筋肥大を促進する
- 一回当たりのトレーニング時間を短縮できる
- お金がかからないので、サプリメントを購入できる
事実私はホームジムで鍛えている期間が長いにも関わらず、年々筋肉が大きくなっています。
しかも私は家にダンベルとチューブしか置いていません。それでも下の写真のような体を作ることができています。
会員制ジムに通っていた頃
ホームジムに切り替えた後
ホームジムのデメリット
ホームジムのデメリットは初期投資が大きいこととモチベーション維持が難しいことです。
またこれらは導入する設備によっても大きく変わってくるので、必ずしもここでお話しする内容が全ての方に当てはまるわけではないです。
私が現時点で所有している筋トレ関連グッズは下記の通りです。
- 可変式ダンベル
- インクラインベンチ
- トレーニングチューブ
- 腹筋ローラー
これだけあれば筋肉を大きくするには十分なトレーニングが可能です。
その一方あまりテンションが上がるトレーニング(バーベルを使った高重量トレーニングなど)はできません。
ホームジムのデメリット
- モチベーション維持が難しい
- できる種目が限られる
- 部屋のインテリアが崩れる
- 初期投資が高い
- フォームチェックができない
モチベーション維持が難しい
私がホームジムに切り替えて思ったのが「つまらない」です。
ジムにはホームジムにはない良いところがあって、それが「他人から受ける刺激」と「バリエーション豊富なトレーニング」です。
今まではジムに行けば必ずマッチョな男性がたくさんいて、その中に入ってトレーニングすることで、学べることもあれば、自分も負けていられないと奮い立たせてトレーニングに励むことができました。
ですがホームジムになって周りには自分ひとりしかいない空間が出来上がると、想像以上にやる気がなくなってしまいました。
また私は高重量トレーニングが好きなのですが、家ではそこまで高重量を扱うわけにはいかず、物足りない感がありました。
そこで私は「週末に公共ジムの都度利用」+「平日はホームジム」というハイブリット形式で鍛えています。
こうすることで、忙しい平日でも筋トレでき、なおかつ安くジムの恩恵も得ることができます。
そしてある程度ホームジム歴が長くなってくると、できる種目が少ないなりに工夫してホームジムを楽しめるようになってきます。
今では公共ジムにいくのが面倒でホームジムだけでトレーニングする週があるほどです。
部屋のインテリアが崩れる
これに関しては諦めて下さいとしか言いようがありません。
私は狭いワンルームで単身赴任をしていますが、部屋のほとんどのスペースをインクラインベンチ台で占領されてしまっています。
慣れればなんてことはありませんが、おしゃれな部屋にこだわりがある方は気をつけて下さい。
またベンチ台が邪魔だからといって、普段はどこかにしまっておくようなことは避けて下さい。
すぐ筋トレできるというホームジムのメリットが薄まって、次第にトレーニングをしなくなる可能性大です。
初期投資が高い
ホームジムといえば「パワーラック」に「バーベルセット」を置きたいなんて思う人が多いのではないでしょうか。
この場合は初期投資として少なくとも20万円は見ておいた方が良いです。
ただ私は必ずしもパワーラックが必要ではないと思っています。
理由は次の2点です。
パワーラックがホームジムに必要ない理由
- 筋肥大を考えると可動域のせまいバーベルよりもダンベルの方が有効
- 部屋のスペースをとるし、引っ越しの時に困る
筋肥大させるために最も有効な方法はストレッチ種目でネガティブ重視のトレーニングを行うことです。
バーバルトレーニングは基本的に可動域がダンベルに比べて狭いため、ストレッチを十分にかけることができません。
したがって筋肥大を考えるとダンベルの方が有利だと言えます。
▽詳しくは下記記事をご覧になって下さい。
ネガティブ重視の筋トレで筋肥大効果を最大に!【ストレッチ×ネガティブ法】
またパワーラックを一度おいてしまうと引っ越しの時に大変です。
引っ越し業者に依頼して引っ越し先にもっていってもらうにしても、費用が数万円以上かかってしまいます。
また都度自分で解体・組立をしなければいけないので、よほどこだわりのある人以外にはおすすめしません。
また手放すときもダンベルとベンチ台だけなら簡単に売り手が見つかりますが、パワーラックとなると売り手を探すのにも苦労するかもしれません。
私はベンチ台・ダンベル・腹筋ローラー・チューブの合計4つしか持っていません。
なので初期投資は非常に安く5万円前後で購入しました。
おすすめホームジム用品
- インクラインベンチ台:12000円
- ダイヤル式ダンベル:36000円
- 腹筋ローラー:1000円
- トレーニングチューブ:3000円
- 合計:約5万円
トレーニング用品を絞る代わりに、ダンベルやベンチ台にはお金をかけておくと後々後悔しなくて済みます。
私の場合はダンベルをスピンロック式を買ってしまったがために買いなおすことになったので、皆さんはどうか同じ轍を踏まないようにご注意下さい。
コンパクトかつ高機能なホームジムを作ろう
ホームジムのメリット・デメリットをお話ししましたが、その中で実際にホームジムを作るときのポイントを説明しました。
これをまとめると次のようになります。
ホームジムを作る時のポイント
- 「ホームジム+公共ジム」でモチベーションを維持しよう
- ベンチ台・ダンベル・腹筋ローラー・チューブがあれば十分
- ダンベルはダイヤル式を選ぶ(男性は片手40kgセット)
- ベンチ台は必ずインクライン式を選ぶ
上記のポイントに注意して器具の選定を行ってみて下さい。
最初は勇気がいるかもしれませんが、作ってしまえば非常に快適な自分だけのジムが待っています。
それでは良いトレーニングを!
私が使用している器具
インクラインベンチ
ベンチ台の選び方
- インクライン可能なベンチ台を選ぶ
- 耐荷重は200kg以上が安心
- シートは革製
- デクライン機能はあまり使わないのであっても無くてもOK
ダイヤル式ダンベル
ダンベルの選び方
- ダイヤル式ダンベルを選ぶ
- 重量は片手で男性40kg、女性24kg
私はAmazonの無名メーカーのダイヤル式を買いました。いままで使っていたスピンロック式のダンベルと比べて、重量切り替えががとても楽でトレーニングがはかどっています。
私のようにスピンロック式を最初に買ってしまったがために、二度ダンベルを購入するなんてことにならないことを願っています。
ダイヤル式とスピンロック式を比較してレビューした記事があるので、ダンベルを買う前に一度読んでみて下さい。
-
【比較レビュー】ダンベル選びに失敗した私が教えるオススメ可変式ダンベル
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腹筋ローラー
トレーニングチューブ
チューブを使用したトレーニングメニューを紹介した記事も参考にして下さい。
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懸垂バー
これは持っていないのですが、絶対買おうと決めている商品です。
ホームジムではなかなか背中を鍛えることができないですが、「どこでもマッチョ」があれば自宅のドアで懸垂ができます。