プロテインを飲むと便秘や下痢に悩まされる方って多いのではないでしょうか?
私はもともと便秘とは程遠い体質で、下痢にもならず、便も全く臭わないといった正常な腸内環境を維持していました。
でもプロテインを飲み始めてから2週間がたったころから異変が現れました。
体調はいいし、脂っこいものを食べていないのにお腹がゴロゴロして便が臭い。。挙句の果てに便秘や下痢といった症状が出始めました。酷い時はおならが止まらないなんてこともありました。
これらの症状はプロテインによってもたらされたもので、特にプロテインに飲みなれていない方に多く現れます。
流石にこのままでは身体に悪い。でもプロテインは飲みたいと思った私は様々な方法で対策をしました。
この記事ではプロテインを飲んでも正常な腸内環境を保つために必要な対策を経験談を交えてご紹介します。
この記事を読むと分かること
- プロテインを飲むと腸内環境が悪化する理由
- 腸内環境を改善する4つの方法
プロテインを飲んで腸内環境が悪化する原因
プロテインの主成分はタンパク質です。
このタンパク質は三大栄養素「たんぱく質・脂質・炭水化物」の中で唯一窒素元素(N)を含んでいます。
この窒素は腸内に存在する悪玉菌(腸内で有害な働きをする)のエサとなり悪玉菌を増殖させる作用があります。
またアンモニア(NH3)の元となるので体、便、尿の臭いの原因にもなります。
プロテインを多く飲むことで悪玉菌が増殖し、悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れることで正常な腸内フローラが崩れてしまうのです。
腸内環境を改善する方法
プロテインでお腹の調子が悪くなったら、なるべく早く腸内環境を改善しましょう。
腸内環境が崩れているとタンパク質の吸収率も悪くなってしまいますよ。
腸内環境を改善する方法
- プロテインの量を少しずつ増やしていく
- ビオフェルミンを飲む
- 食物繊維を積極的に摂る
- WPCを避ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
徐々にプロテイン量を増やす
プロテインを飲み始めた頃はメーカーの摂取量(一回当たり15g)を守って飲んでいました。
朝とトレ後の二回に分けて摂取していましたが、この時は腸内環境が乱れることはありませんでした。
でもトレーニングを行っている人は体重×2~3倍(g)のたんぱく質を摂取した方が筋肥大の速度が速まるということで、一回当たりのプロテイン摂取量を約2倍にしました。
その直後におならが止まらなくなってしまったのです。
色々と調べていくうちに、人は体重×0.7(g)のたんぱく質しか一度の食事で吸収できないことが判明。
当時の私は、
計60g=朝ごはん(たんぱく質:30g)+プロテイン(30g)
たんぱく質を摂取していました。
私の体重は当時65kgだったので、一度の食事で45gしか吸収できないので15gオーバーしており、これが消化不良を起こしていたのです。
またそれまでたんぱく質を多く摂取していなかった人は体がすぐには適応できないため、体重×0.5(g)ほどから初めて徐々にたんぱく質を増やすと良いです。
私は3か月間かけてゆっくりプロテインの量を増やしていくことで腸内環境を悪化させることなく、体を順応させることに成功しました。
3か月過ぎたあたりからは、一度に50~70gのたんぱく質を摂取しても平気になりました。
ポイント
- 一食あたり体重×0.5gのタンパク質を限度に摂取する
- 慣れてきたら、体重×0.7gまで徐々に増やしていく
ビオフェルミンを飲む
たんぱく質はどうしても腸内環境を悪化させてしまうので、体が適応するまではビオフェルミンを日常的に飲むことにしました。
プロテインを多く飲むことで悪玉菌が増殖し、正常な腸内フローラが崩れてしまうと先ほど説明しました。
通常の食生活では一度崩れた腸内フローラを元に戻すのは難しく、一度プロテイン摂取をやめる必要があります。
でもプロテインを飲まないなんて、ありえない!って思いますよね。
そこで有効なのが、生きた乳酸菌を腸内に送り悪玉菌と善玉菌のバランスを変えてやる方法です。
この時に大活躍してくれるのがビオフェルミンです。
ビオフェルミンは下記の特徴があり、安全・安心かつ効果的な整腸剤です。
- 人由来の乳酸菌で定着性がいい
- 3種類の乳酸菌で小腸から大腸まで腸全体の調子を整える
- 赤ちゃんからお年寄りまで使える高い安全性
安価な割に効果的で、プロテインによる腸内環境の悪化以外にもご飯の食べ過ぎや体調不良時における下痢などにも効くので家に常備しておくといい整腸剤です。
ポイント
食物繊維を積極的に摂る
日常的に食物繊維を多めに摂取することで、整腸剤に頼ることなく、腸内環境を整えることができます。
ビオフェルミンが応急処置だったのに対し、食物繊維は日常のメンテナンスと言えます。
たんぱく質が悪玉菌のエサであると話しましたが、その反対で食物繊維は善玉菌のエサになることができます。
したがって食物繊維を摂れば摂るほど善玉菌の増殖を促し、腸内フローラを整えることができるんです!
食物繊維を多く含む食品
- 納豆
- さつまいも
- ごぼう
- きのこ類
- 海藻類
食物繊維といえばレタスのイメージがありますが、実はあまり食物繊維が豊富ではないので注意して下さい。
でもそんなこと言われてもそんなに野菜を摂取できないよ。。
そんな方でも大丈夫!超便利な食品が販売されているんです。
それが「低糖質パンケーキ」!
夫婦そろって大好物なんです。休日の朝ごはんはこれ!って決めています。
通常のパンケーキと同じくらい?いやそれ以上にふわふわで美味しいのに糖質が大幅カットされています。
また食物繊維の量も一食で一日分を優に超えることができます。
これを食べた日は溜まっていたガスや便が出て、翌日からは綺麗で無臭の便が出るようになります。
腸内デトックスをした気分になり、とてもすっきりします。
更に更にこのパンケーキに入れる牛乳を低脂肪乳にすることで、完全に筋肉飯に変えることだってできますよ!
是非お試しあれ!
ポイント
▽低糖質パンケーキのレビュー記事はこちらです。
ダイエット中でもふわふわパンケーキが食べたい!太らないパンケーキを紹介
WPCを避ける
日本人では成人の約30%の人が「乳糖不耐症」であるといわれています。
乳糖不耐の方は牛乳を飲んだ際にお腹がゴロゴロなったり、腹痛や下痢などの症状が現れます。
この原因は牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼ量が少なく、腸内で分解できずに残った乳糖が発酵して乳酸や炭酸ガスが発生し腸を刺激するからです。
筋トレを行っている方のほとんどはWPCのホエイプロテインを飲んでいると思います。
実は一口にホエイプロテインと言っても、その中には製造方法が異なるWPC(コンセントレート)とWPI(アイソレート)の2種類があります。
WPIは不純物が少ないので、たんぱく含有量が高く、乳糖を含まないですが価格が高いのがネックです。
WPIのホエイプロテイン
ココがおすすめ
不純物が少ない
たんぱく含有量が高い(85%以上)
乳糖を含まない
ココがダメ
値段が高い
種類が少なく、選べる商品が限られている
WPCのホエイプロテイン
ココがおすすめ
値段が安い
種類が豊富で自分に合った商品を選べる
ココがダメ
不純物がWPIよりは多い
乳糖を含む
たんぱく含有量がWPIに比べると劣る(75%前後)
つまり乳糖不耐の方がWPCのプロテインを飲むと腸内で乳糖が分解できないので、腹痛をはじめとした諸症状が現れてしまうのです。
これを防ぐにはWPIプロテインを日常的に飲むことをおすすめします。
WPIプロテインから更にBCAA比率を高めた文句なしの最強プロテインがこれ!
非常に美味しい上に溶けやすくダマになりにくいです。
ポイント
牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする人はWPIホエイプロテインを選ぼう!
まとめ
プロテインを飲んでお腹の調子が悪くなった方でもプロテインを飲むこと自体をあきらめる必要は有りません。
まずは下記を試して、腸内環境の正常化を試みて下さい。
腸内環境の改善方法まとめ
- 3か月間かけて徐々にプロテインを飲む量を増やす
- ビオフェルミンを飲む
- 食物繊維の多い食品を摂る
また牛乳を飲んでお腹がゴロゴロした経験がある人は、プロテインの種類を変えてみて下さい。
乳糖不耐症の人向け
- WPCからWPIにホエイプロテインの種類を変える
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